60代 未知との遭遇

離婚を決意し未知の世界へ突入する60代のブログ

離婚の老後って「どんだけ悲惨⁉」私の年金

老後の年金

61歳の私は、既に老後を迎えたシニア世代。
離婚について調べていたら、下記の記事を見つけました。

長期間連れ添った後に離別する「熟年離婚」は増加しています。


人生いろいろ、結婚や離婚もいろいろではありますが、熟年での離婚は当初描いていたよりも悲惨な末路をたどりかねないため注意が必要と言えます。


まず、重要なのは「年金」です。夫婦で貯めた預貯金や購入した不動産であれば半分ずつに財産を分けることがありますが、「年金」は必ずしもそうなるわけではないことを知っておく必要があります。


そういえば、「年金」で、私は愕然としたことがありました。
ねんきん定期便は、35歳、45歳、59歳になる年は、ハガキではなく封書で届きます。



友人たちは、既に「特別支給の老齢厚生年金」を受け取っていて、そんな話題で盛り上がっている頃でした。
シッカリ者の私の友人たちは、年金についても熟知しています。
飛び交う会話の内容は、私にはチンプンカンプンです。



そんな頃、59歳で最後の封書で来る「ねんきん定期便」を、念入りに確認して驚き!。



夫は、サラリーマンの頃に、一度転職しています。
私は、働いていなかったので、転職後も「基礎年金の第三号被保険者」となるのですが、
夫が転職してからの期間が、全て「未納」になっていました。(後日、訂正してもらいました)


私の年金額 驚愕過ぎて・・

離婚後の生活を考えるうえで、年金額はとても重要です。
年金事務所に行かなくても、ネットで確認できまる時代になりました。
現時点での65歳からの、私の年金額は月8万円。



未納期間を訂正してもらっても、この金額。
ねんきん定期便のことがあってから、「年金」についての勉強をしました。



その時は、離婚を考えてはいなかったので、
その項目はサラッとしか勉強しませんでしたが、
夫の年金の総額を按分するのではなく、婚姻後の期間が按分される・・だったような。



まあ、離婚をしても夫の年金を、按分してもらうつもりはありません。



なので、「繰下げ受給」について勉強し、結果「70歳までは必ず働く!」
できるなら、働ける間は働くことにしていました。



それにしても、驚愕過ぎる金額で・・・
離婚には相当の覚悟が必要なんだと、再認識しました。


夫の金銭感覚と隠し口座

真似できないほど、堅実です。
昔を振り返って・・また、思い出してしまいました。



夫がサラリーマンの頃、給与を隠し口座に振り分けていたこと。
転勤族だった我が家は、あちこち引っ越しをしていて
印鑑が必要なことがありました。



夫の所有物がまとまっている場所を探した時、隠し口座を見つけたのです。
通帳の金額は覚えていませんが、私にとっては「隠し口座を作る」夫に驚きです。
(その頃は、私が家計をやりくりしていました)



でもね、隠し口座については、問いたださなかったし、怒りませんでした。
「隠し口座」は、給料の幾分かを別口座に振り込んで、妻には内緒の口座です。



結構、いるんです。隠し口座を作る夫たち。
私が、事務仕事をしていた頃があって、そこの社員さんも作っていました。



夫たちも、自由に出来るお金が少ないんですねぇ。



まあ、過ぎたことはどうでも良いのですが・・
問題は、離婚後の資金・・どうしたものか・・



へそくりの100万円も使ってしまえば、あっという間になくなります。



「さあ、どうしよう」
物事の始まりは、いつでも「未知との遭遇」です。

離婚するには何から始める?

離婚前の準備

「離婚」って、「結婚」の数倍の労力が必要だと聞きます。
それで検索してみました。


離婚前に準備が必要なポイントは、大きく5つに分けられます。

 
 離婚後の生活の「目処」を立てる

 離婚の原因となる証拠を集めておく

 離婚の条件を明確にする

 離婚理由をまとめておく

 離婚調停や裁判も覚悟しておく

住むところも仕事もないので、「おぉ~、ここからかぁ」とため息が出ました。
世の離婚した女性たちは、凄いなぁと思ってしまいます。



離婚の原因となる証拠を集める・・「まぁ、必要ないか」
「ストレスだ」と夫は言うので、なんなら離婚したいのだと思います。



離婚の条件を明確にする・・「条件・・親権などは関係ないし・・車をもらえるなら、ありがたいかなぁ」



離婚理由をまとめておく・・「ここは、問題なし!性格の不一致」
夫が言い出したのだから、反論はないでしょう。



離婚調停や裁判も覚悟しておく・・「車を渡さないと言われたら・・中古を買うしかないかなぁ」



「具体的にまとまってくるじゃない!」と、もう一人の私が言います。
私は、二重人格なのではないかと、最近思うようになりました。



グジグジ考える私と、スパッと考える私。
はたまた、これは気分の浮き沈みで出てくるものなのか・・


私のへそくり

最も問題なのが「生活の目処」です。


夫婦生活を営む中で、私の自慢は「へそくりがない」ことでした。
「はて?」と思われますよね。



賢い妻たちは、「いざ」という時のために、へそくりをするのだと思います。
「自慢になんないよ、そんなの!」と友達に言われていました。



家庭の苦境のときに、サッとへそくりを出したら「賢い妻」「カッコいい妻」。



私はそのような賢い妻ではないですし、「100万円貯まったら離婚を考えるだろう」と思っていたので、へそくりをしていませんでした。



ところが、2019年に「老後2000万円問題」が取りざたされ、
へそくりがない私は、なんだか不安になります。



友達たちに聞くと、皆シッカリと準備をしているのです。



アドバイスがあり、給料から天引きされる形で貯蓄をしたら
「100万円」が貯まってしまいました。


生活の「目処」を立てる

100万円を貯めて離婚している友達がいるので、それを手本にすると目処は立っています。
もちろん、その後の生活は大変でしょうが「出来なくはない」ような・・
安易な考えでしょうか?



離婚した友達は、その後しばらくして再婚しています。
お相手が良い方で、良縁に恵まれたようです。



「もっと、具体的にシュミレーションするのよ」と、もう一人の私が言います。
「そうだよねぇ・・・」「具体的にねぇ・・・」



離婚の決意も固まらないまま、「じゃぁ具体的に計画してみよう」となりました。



夫は私のことを「計画性がない」と言いますが、反論しません。
実にその通りだからです。特にお金に対しては、おおざっぱ。
今の生活が出来ているのは、夫がやりくりしていたからです。



でも、私には息がつまりそうだった。
我慢できたのは、「へそくり」がなかったため。



つくづく身勝手だとは思いますが、これが私です。



窮屈でも庭付きの家に住むのか、自由だけど貧乏なアパート暮しをするのか。
考えれば考えるほど、その先の未来は「未知との遭遇」です。

夫の言葉と離婚の準備

派遣社員として働く

手術を受けて退職し、ゆるい復帰から仕事を始めたのです。
その後、友達が立ち上げた介護事業所を手伝い、認定調査員、認知症の方が住むグループホームなどを経験した頃、57歳を迎えていました。



あと何年働けるだろう・・
そんなことを考え始めて、もっといろんな事業所を見てみたい、
いろんな経験をしてみたいと思うようになりました。



夫は、「今のままで、いいんじゃないか」と言いましたが、
私の仕事のことは、私が自由に出来る範囲内です。



そして、社会保険を継続したまま、いろいろな事業所を経験できる派遣の形態を選びました。あと半年もあれば、無期契約に転換できる寸前の、4年7ヵ月で雇止めとなったのです。



「派遣の雇止め」のことを知らずにいたので、かなりショックでした。


突然の失業状態


その通知を受けた日に、友達からたまたま電話があり相談すると
「それ、雇止めだよ。同じようなことが、凄いニュースになったことあるじゃない。」
地元大学の研究職員の大人数が雇止めとなり、問題となったことがあるそうです。



有期雇用の派遣社員は、継続して5年勤務すると
有期という縛りがなくなり、
申告することで無期という、期限がない雇用の権利を得ることが出来ます。
(条件は、いろいろあるのですが・・)



雇止めそのものは、違法ではありませんが
派遣社員が「いつまでも働ける」と、思わせてしまうトラブルがあるため
2024年4月から、労働契約書の記述で正しく周知するという、派遣法が改正されています。



簡単に言うと、改正前に無期雇用に転換できる人材を
トラブルをなくすために雇止めした、という感じです。



周囲の人達に相談してみて、その仕組みがよくわかり、手順を踏んだことで
給付制限のない状態で、失業保険を受けることが出来ました。



しかし、突然の失業状態に違いはありません。
またくるかも・・「鬱の症状」というのが想像できました。
「ならば、事前対策しないと・・・」それから、NHKのテレビ体操と散歩を始めたのです。



失業保険は給付制限がなく、すぐに支給が始まりました。
調子は良かったのです。



収入は少なくなりましたが、「時間がたっぷりある」「幸せだなぁ」
そんな日々でした。あの日の、食費論争までは・・



また、その食費論争の後から、気分に浮き沈みが出はじめました。


鬱症状の第2波は避けたい

昔のことを思い出してウルウルし
「あさぎーにょ」の動画を見て笑い


この感情の起伏は、オキシトシンが足りないのかも・・。


オキシトシンは「幸せホルモン」と呼ばれ、人同士や動物とのスキンシップによって分泌が増えるといわれています。 幸せホルモンを増やすことはストレスや不安な気持ちの軽減に役立ち、毎日を幸せに送ることにつながるかもしれません。 幸せホルモンを増やすために食事や生活習慣を見直すことで、前向きな心へと整えていけたら良いです。


このままでは、いけない!また、波にのまれてしまう・・・


夫と顔を合わせるのが、段々苦痛です。
「ストレスなんだ」「良くここまで我慢してきたよ」
論争の時の夫の言葉が、波のように押し寄せます。



離婚を考えているのだから、今度は自分で解決せねば・・・
「う・・んと」「え‥っと」何をすればいいんだろう。


離婚の準備

もう一人の私が言います。
「考えることないよ、準備をすればいいのよ、離婚のね」



離婚の準備・・・
そういえば、なにも考えていなかった。
離婚するからには、その後の生活をどうするか、見込みをつけなければいけない。



生活の殆ど一切を、夫が担っていたので、生活全般の手続きなどわかりません。
「そうか、一人で生活するために必要なことを調べよう」



どこに住むのか、仕事はどうするのか、生活のライフライン・保険などなど
ボ~っとしている場合ではありません。



この選択が良いのか悪いのかもわかりません。
「自分らしく・・・」「納得のいく人生・・・」もわかりません。



でも、迷っていては「未知との遭遇」には出会えない、そんな気がします。