60代 未知との遭遇

離婚を決意し未知の世界へ突入する60代のブログ

夫婦で食費+日用品が3万円のわけ

経済的負担

未来の私は、きっとこの文章たちを振り返るでしょう。
なので、夫の経済的事情にも、触れておきたいと思います。



突然の食費減額の宣告は、私にとっては突然だったけれど
夫にとっては、早く切り出したい話だったらしいのです。



夫は一人で会社を作り、一人で切り盛りしています。
20年前、事業を始めたときは、顧客もいなく収入がないため
夜勤の仕事をすると言い出すほどでした。



しかし、そちらが本業になっては本末転倒。
そして、私が資格をとり介護士となって働き始めたのです。



住宅ローンや光熱費などは、なんとか捻出したのか、夫が支払ってくれ
食費や日用品は、私の収入で賄いました。
子供達は育ち盛りで、それなりの収入が必要。



今でも、子供達には申し訳ないと思うのですが、お小遣いは殆ど渡せませんでした。



夫が、食費の減額を申し出たのは、その時のような事情があるからだと話してくれました。
事業を営むと、そのような浮き沈みがあって、当然と言えば当然。


それを今まで言えなかったのは、夫婦の会話がなかったためなのでしょうか。


夫婦の助け合い

亡き義母が、嫁いだばかりの私に
「夫婦はおぎ合いあって、お互いの不足を埋めていくんだよ」と教えてくれました。
私も同感で、それが夫婦の助け合いだと思っています。



食費論争の話し合いのとき、
経営状態が大変なら、私が生活費を多く支払えばいいのではないかと提案しました。



失業中なので、大盤振る舞いは出来ないけれど、その分を補填すればいいと提案しましたが
夫は「それでは、不公平だ」と言うのです。



住宅ローンや光熱費は支払ってくれているのだから、不公平なことなどないと思うのですが・・・。



義母の教訓は、昔夫に伝えたことがあるのですが、夫の心には響かなかったのでしょう。
今回のことで、その言葉を添えたなら、
それとも転回は違っていたかもしれないけれど・・・。



私は、もうそんなに優しい人にはなっていませんでした。
優しい人になれなくなっている、それを認識しました。



人を思いやれない自分に気づく、これもまた「未知との遭遇」です。