60代 未知との遭遇

離婚を決意し未知の世界へ突入する60代のブログ

「へそくり100万円」 夫に渡したらどうなる?

ピンク色のお風呂


食費と日用品を3万円に減額する話から、
夫の経済状態は、今までのようではないんだなぁと、わかりました。



屋根にソーラーパネルをつけたり、蓄熱装置を入れたり
夫は電気代が節約できて、とても嬉しそうでした。



その設備費が、どうなっているかは、私にはわかりません。
設置についても、「○○するから、○○日に工事が来るよ」で完結です。



ユニットバスを改修したとき、「壁の色をどうするか」と聞かれたので
「これから年をとって、気持ちが暗くなるから、明るくなるようにピンクがいい」というと



「ピンクかぁ」「ピンクはちょっと・・」と夫がいうので
「自分で決めたいなら、私に聞かないでよ!」と言ったことがありました。



それから、家の変更ごとには、相談がありません。
ただ、とても不思議なのですが、改修されたお風呂の壁は、淡いピンク色です。


私が出来ること

自己顕示欲の強い、夫と私。
自分の主張を通したくて、外にまで聞こえるような口論をした時期もありました。



口論した時期でも、今に比べたらまだ仲が良かったかもしれません。



後悔したくない・・やれることをやってみる・・私が出来ること・・・
眠れないほどに、つらつらと考えました。



離婚を考えているのだから、後悔のないようにしたいなぁ。
やれることをやってみて、「ダメ」なら納得できる・・。



「やれること」と言うのは、夫婦関係の改善です。
嫌だから避けていたことに、「最後に出来ることをやってみてはどうだろう」


もう一人の私との会話

「自分が納得できる夫婦関係って、どんなことなのよ」と、もう一人の私が問いかけます。


私     :「そうよねぇ、お互いの価値観を認める?・・ってことなのかなぁ」
もう一人の私:「価値観を認める?」



私:「夫は価値観が違うんだって、何回も言うでしょう」
  「価値観が違い過ぎれば、一緒に暮らすのは難しくなるよねぇ」
  「でも、私は共に暮らしたい、と思ってるところがまだあるみたい」
  


もう一人の私:「えぇ?一緒に暮らしたいの。」
       「食費をケチる男と暮らしたいの??」



ふと「お金に固執することを止める・・」という思いが、ポッカリと浮かびます。



私     :「止めたら、どうなるだろう・・」
もう一人の私:「まさか、あの100万円渡すなんて言わないよね!」
       「わかってるよね、お金がないと不安だらけになるよ!」



私     :「お金に固執することを止める・・・」
もう一人の私:「ねえ!聞いてんの!」



もう一人の私が言うように、コツコツ貯めたへそくり100万円を、
夫に渡すことを考えていました。



それは、夫のためではなく、自分がどうしたいのか・・を考えていたのです。



自分がどうしたいのか・・それは、「後悔したくない」ということのようです。
「最大限、自分で出来ること」を考えたら「へそくりを渡す」しか思いつきません。



食費と日用品を3万円でやりくりすることになりましたが
それは、やれば出来るように思えます。
ただ、出来るけど私にはストレスが多くなる・・。



「うん?なんだか変・・・」
「お金のことでストレスになっているのに、へそくり渡す?」
「あれ?なんか変だ?」



考えすぎて、思考に一貫性がなくなっています。
今日はもう寝ましょう。
「もう一人の私」との会話ではなく、「私」と「私」が会話している・・



明日になれば、なにか考えがまとまるでしょう。
明日の自分に任せてしまう、それもまた「未知との遭遇」です。

「性格の不一致」で悩む人はたくさんいる

「性格の不一致」解決策

夫婦の「性格の不一致」って、歩み寄れないもの?とあれこれ検索。

1 夫婦関係を修復したいことを伝える

2 お互いが不満に思っていることを話し合ってみる

3 第三者に相談してみる

4 良いところを探し褒める

5 感謝の気持を伝える

上記が解決策なのだそうです。



「価値観も考え方も違うんだよ」と夫に言われたときは、
何だか私のことを、全否定されたような気分になります。



価値観や考え方は、みな違うのだから歩み寄ればいいと思う私に
夫は、「だから、違うんだよ」で終わってしまいます。



私たち夫婦には、会話がないので、そこが改善できれば・・・・。

動画の中に自分がいる・・

YouTubeのおすすめに出てきた、同じような状況のお悩み相談動画が
目にとまり見ていました。



「いるんだなぁ、同じように性格の不一致で悩む人」
まるで私たち夫婦の様子を、動画で見ているようです。



お金に渋い夫、それに不満の妻。
お互いが、お互いの権利やお互いのお金を守るために必死です。



その時、ふと「なぜ、こんなにお金に固執するんだろう・・」
ドロドロとしたものが、相談者の身体にまとわりついているように見えました。
「決まってるじゃない、お金がないと不安なのよ!」と、もう一人の私が言います。



私     :「不安・・・」
もう一人の私:「そうよ!お金があれば、大体のことは解決するもの。」



私     :「ドロドロしたお金でも、幸せになれるの?」
もう一人の私:「だから、解決したいのは、幸せじゃなくて、不安なの!」



「不安がなくなれば、こんなにドロドロしていても、幸せになるんだろうか・・」
「不安がない、その先に自分が望むものがあるの・・そういうことなの・・」


常に自分はどうなりたいのか

月3万円で食費や日用品を、賄うことになった食費論争で、
私は、自分から「話し合いの場を設ける」という経験をしました。



それまで、夫を「不機嫌にさせたくない」自分は「嫌な思いをしたくない」
そんな思いから、話し合いを避ける夫の、するがまま。
でも、避けて通っていた私が「自分から歩み寄ること」が出来たのです。



離婚を考えているのだから、後悔のないようにしたいなぁ。
やれることをやってみて、「ダメ」なら納得できる・・そうも思えます。



後悔したくない・・やれることをやってみる・・私が出来ること・・・



行動すること、それも「未知との遭遇」です。

離婚の手続きって⁉

離婚の種類

離婚の種類には、概ね4種類の離婚の形式があるようです。

  • 協議離婚・・夫婦の合意
  • 調停離婚・・合意出来ないとき家庭裁判所で調停を行う
  • 審判離婚・・裁判所によって条件を決める
  • 裁判離婚・・審判に異議があるとき

そして協議離婚の進め方は、下記の通りです。

①離婚を切り出す

②離婚条件を話し合う

③合意できたら「離婚協議書」を作成して、話し合って決めた内容を記載する

④「離婚協議書」を「公正証書」にする

⑤「離婚届」を役所に提出する

協議離婚書は、話し合いの内容を記録するもので
テンプレートがありネットでダウンロードできます。


公正証書は、更に信頼性の高い公文書で、両者で公証人役場に行き作成します。



最近、離婚で裁判を起こした方の動画をみましたが、物凄い泥沼化するのですね。
費用もかかるし、メンタルダウンは避けられません。
お金と夫婦関係って、深く深く繋がっているんだと思います。



見ていた動画では、奥さんのことを「私は愛しているんですよ」と言っていたご主人が
裁判がすすむにつれ、奥さんのことを「敵」と言っているのです。
なんだか、とっても悲しくなり、見るのを止めました。



離婚するなら、スムーズ?に別れたい。
別れた後まで、相手のことを引きずっていては、離婚する意味がないような・・


お金の不安?と夫の機嫌

私と夫は、会話が少ないためなのか、何かこじれると復旧するのが大変です。
自己顕示欲が強い夫婦なので、どちらも引きません。



39年連れ添って、なんとなく分かってきたのは、
夫の機嫌が悪くなる時は、お金に不安が出てきたとき、だったかもしれません。



夫婦仲の良い友達が、「旦那さん、よく頑張ってるよ」「自分で自営してるんだから」と言います。



そうは思うのですが・・そんな時もう一人の私が囁きます。
「だって、あんなに反対したのに、会社作ったんだから」



会社設立を大反対したのには、私の実家が影響しています。


自営に反対していた私

高度経済成長の頃、父母は土木建設の会社を作り、
50人ほどの人を雇って経営していましたが倒産。
大きな事故が原因でした。関連の会社もあおりを受けて、倒産しています。



『虎に翼』の朝ドラに、父の汚職事件の関与で、
寅子の家に捜査が入るシーンがありましたよね。



父母が経営していた会社が倒産したとき、私は同じようなシーンを見ています。
背広姿の厳しい目つきをした人たちが、家中を見て回りました。
中学1年生だった私は、すごくすごく怖かった・・。



贅沢をした頃もありましたが、自営をするというのは、
それぐらいの浮き沈みがあるのだと、思い知らされた経験です。



夫もそんな浮き沈みに、奔走しているのかも・・。
「だから、反対したのよ」と、もう一人の私は何度も囁きます。



そんな苦境があるとしたら・・大変な時ほど協力するべきでは・・・
またまた、悩み始めます。


どこまで悩んだら、「未知との遭遇」に出会えるのでしょうか。